Intelは米国時間10月29日、多様性(ダイバーシティ)と包括性(インクルージョン)に関する最新レポートを発表し、最初の大きな目標の1つを達成したことを明らかにした。米国の全従業員の性別や人種構成で当初の見通しより2年早く目標を達成した。
しかし、その節目への到達には、Intelの多様性を向上させるためにやるべきことはまだたくさん残っているという慎重な現状認識が伴う。
Intelのテクノロジ、システムアーキテクチャおよびクライアントグループの人事担当バイスプレジデント兼最高ダイバーシティおよびインクルージョン責任者のBarbara Whye氏は、「われわれがこの目標を達成したことは、別の目標のスタートにすぎない」と述べた。
多様性はテクノロジ業界で議論を呼ぶ問題となっており、企業が2014年頃に多様性レポートの発表を開始して以来、注目が高まっている。それらの統計は、テクノロジ業界は白人男性が多数を占めることなど、多くの人が目にしうることを裏付けている。
2014年以降、多様性レポートの統計データは、進歩が非常に遅いことを示してきた。前年より悪化したケースもある。
Intelの2015年からの全体的な進歩を数字で表すと次のようになる。Intelの女性従業員の割合は24.7%から26.7%(8.5%増)に増加、アフリカ系アメリカ人は3.5%から4.6%に増加、ヒスパニック系は8.3%から9.2%に増加、ネイティブアメリカンは0.5%から0.7%に増加した。技術職の女性の割合は20.1%から23.9%に増えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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