Intelは米国時間10月25日、2018会計年度第3四半期決算(9月29日締め)を発表した。データセンターグループ(DCG)の売上高が過去最高となり、前年同期比26%増だったことで、予想を上回る内容となった。
第3四半期は売上高が前年同期比19%増の192億ドル、純利益が64億ドル(1株あたり1.38ドル)だった。また、非GAAPベースの純利益は1株あたり1.40ドルだった。
アナリストらは第3四半期の非GAAPベースの純利益は1株あたり1.15ドル、売上高は184億ドルと予想していた。
Intelが決算を発表する前日にはAMDが軟調な業績を明らかにしている。またIntel自身も製造上の問題や需要への対応に追われている。
同社のPCプロセッサ部門が堅調ななか、好決算に特に貢献したのはクラウドプロバイダーにインフラを提供する能力だ。
同社のデータ中心事業の売上高が伸びている。同事業に分類されている不揮発性メモリ事業グループ(NSG)の売上高は前年同期比21%増の11億ドル、IoTグループ(IOTG)の売上高は8%増の9億1900万ドルだった。
最高財務責任者(CFO)兼暫定最高経営責任者(CEO)のBob Swan氏によると、Intelは顧客の成長をサポートするために、同社製品に対する市場の需要に応えるというチャレンジに注力しているという。同社は運営費を削減し、その一部を研究開発に振り向ける計画だ。
PC向け事業では、売上高は前年同期比16%増の102億ドルとなった。ノートPC向けチップの売上高は前年同期比13%増だった一方、デスクトップPC向けチップの売上高は前年同期比9%増だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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