2019年、シンガポールに初の空中タクシーがお目見えすることになった。Volocopterが都心部における空中タクシーのテストを同国で開始するからだ。
ドイツに本拠を置くVolocopterは、このテストを2019年後半に実施し、同社のeVTOL(電動垂直離着陸機)がシンガポールにどれほどの適合性を有するかを評価する予定だ。
ドローンに似た同社のeVTOLは、2人の乗客を乗せて30km弱の距離を飛行できるうえ、市街地の雑音を上回るほどの騒音を出すことはないとVolocopterは述べている。
「われわれは、都市部において初の固定ルートの運航を開始する準備を進めている」と、Volocopterの最高経営責任者(CEO)を務めるFlorian Reuter氏は声明の中で述べている。「シンガポールはテクノロジと都市開発の分野で真のパイオニアであり、理にかなったパートナーだ」(Reuter氏)
Volocopterは、2017年秋にドバイで無人飛行テストを実施したほか、ドイツ各地でテストを行ってきた。
しかし、都市部の空の覇権を狙う企業はVolocopterだけではない。Uber Technologiesは、eVTOLを利用した独自の交通網「Uber Air」を2023年に試験展開する計画だ。またAirbusも、2020年までに自律飛行の電動空中タクシーを開発すると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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