空飛ぶ車を利用できるようになる日は、われわれが予想しているより早く訪れるだろうと、Intelは述べている。
Intelの最高経営責任者(CEO)であるBrian Krzanich氏は米国時間1月8日、家電見本市CES 2018の基調講演で、自律飛行ドローン「Volocopter」を披露し、「実質的に空飛ぶ車だ」と評した。Volocopterは2012年創業のドイツ企業により開発され、2013年に初飛行を行った。
Intelはこの日、ラスベガスのMonte Carlo HotelにあるPark TheaterのステージにVolocopterを持ち込んだ。2つある座席には誰も乗っていない。そして、この基調講演の会場内で、パイロットが乗っていない状態のまま、ロープでつながれたVolocopterを離陸させた。
「想像してみよう。電話を取り出し、交通アプリを起動して、自分の思い通りに飛んでくれる空中タクシーを呼び出す。こうしたSF的な未来は、皆が思っているよりもはるかに近い」(Krzanich氏)
とはいえ、「空飛ぶ車」にすぐ乗れるようになると期待してはいけない。基調講演で説明されていたように、米連邦航空局の承認が得られるまで、Volocopterを米国で運用することはできない。
VolocopterのCEOを務めるFlorian Reuter氏は、この自律飛行ドローンについて、「飛行は極めてシンプルで、音も静かであり、バッテリで駆動するので排気ガスもない」と説明した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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