エネルギーベンチャーのENECHANGEは10月24日、昭和シェル石油、住友商事、大和証券グループ本社、東京ガス、北陸電力、Looop、SK GAS(韓国)の計7社から、業務提携を目的に総額約7億円の資金を調達したと発表した。同社は2015年に設立された、「エネルギーの未来をつくる」を企業ミッションとしたエネルギーテック企業。
エネルギー業界はいま、「4つのD」と言われるメガトレンドにより大きな変革が見込まれていると同社では説明。ENECHANGEでは、これまで電力・ガス料金比較サイト「エネチェンジ」の運営や、電力ビッグデータの解析技術を活用したサービスEMAP・SMAPなど、2つD「DEREGULATION (規制緩和)」と「DIGITALISATION(デジタル化)」を事業化してきた。
今後はさらに2つのD「DECENTRALISATION(分散化)」と 「DECARBONISATION(脱炭素化)」の事業を開拓すべく、JAPAN ENERGY CHALLENGEなどのプログラムを主催し、欧州エネルギーベンチャーとの提携を通じて、早期事業化するべく準備を進めているという。
9月には、英国オックスフォード大学発のスタートアップであるBrillPowerと、中古リチウムイオン電池の再利用において新たな事業提携を発表。今後は、同社がエネルギー業界の変革プラットフォームとして展開するさまざまな先進的な取り組みと、今回資本業務提携を実施した7社が有する経験や顧客基盤を融合することで、世界のエネルギー革命をリードするような取り組みを目指すとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス