ソニーは10月17日、アナログとデジタルの高音質技術を結集した「Signature Series」として、デジタルミュージックプレーヤー「DMP-Z1」を発表した。高音質かつ高いインピーダンスのヘッドホンをもドライブする出力を実現する。発売は12月8日。税別価格は95万円になる。
DMP-Z1は、高さ68.1mm×幅138.0mm×奥行き278.7mmで、重量約2490gの中に、アナログアンプとDual DAC、microSDカードスロット、256GBメモリなどを搭載したミュージックプレーヤー。今までにない高品位なヘッドホンリスニングを実現する。
バッテリ駆動を採用し、安定した電源供給とシンプルで高音質な設計を実現。3パック、計5つのバッテリセルを使用した独立電源システムにより、デジタル系とアナログ系で電源を分離することで、デジタル回路からアナログ回路へのノイズなど音質劣化の要因を低減し、クリアな音質を再生する。
専用カスタムのアナログロータリーボリュームにより、透明感と艶のあるボーカルや低域の重厚感を再現。アナログアンプとDual DAC構成の採用により、インピーダンスが高いヘッドホンまでもドライブする高出力を備える。
本体は新開発、H型アルミシャーシにより高剛性と軽量化を両立。アナログ基板とデジタル基板を、H型シャーシの上下面で物理的に分離することで、音質に与えるノイズを低減するとしている。
Signature Seriesは、ステレオヘッドホン「MDR-Z1R」、ポータブルデジタルプレーヤーウォークマン NW-WM1Z/WM1A」、ヘッドホンアンプ「TA-ZH1ES」がすでに発売されており、今回のDMP-Z1の登場で計5機種のラインアップになる。
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