Facebookは米国時間10月11日、米中間選挙を前に、扇情的な政治コンテンツを投稿していたページやアカウント800件以上を削除したと発表した。これらのコンテンツは、スパムや「虚偽の行動」を禁止している同社のルールに違反したという。
Facebookでサイバーセキュリティ対策の責任者を務めるNathaniel Gleicher氏と製品マネージャーのOscar Rodriguez氏は、ブログ記事で次のように述べている。「Facebookでわれわれが目にする虚偽の活動の大部分は、概して政治ではなく金銭を動機とするスパムだ。その背後にいる者たちは、われわれの対策強化に合わせて自らの行動を適応させている」
Facebookは、同社のルールに違反しているページ559件とアカウント251件を削除したと述べた。同社によると、それらのアカウントの一部は政治討論フォーラムに見せかけたアドファームだったという。その他のアカウントは、偽の「いいね!」やシェアを利用して、コンテンツがFacebookのニュースフィードの上位に表示されるようにし、ユーザーへのリーチを拡大しようとしていた。
The New York Timesによると、削除されたアカウントには、310万人を超えるフォロワーを擁するRight Wing Newsなどの保守系ニュースサイトや、ResistanceやReverb Pressなどの左派グループなどのものがあったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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