KDDIは10月11日、秋冬モデルとなるauの新商品5機種を発表した。同日には、KDDI商品企画本部 プロダクト企画部長の大井龍太郎氏が登壇し、スマートフォンやフィーチャーフォンの新機種を紹介しながら、各端末の魅力や狙いを説明した。
なお、この前日となる10月10日には、グーグルが新型スマートフォン「Pixel3」「Pixel 3 XL」を発表したが、KDDIは携帯大手3社の中では唯一取り扱っていない。その理由について大井氏は、「ラインアップを考える中で今回紹介する5機種となり、(「Pixel3」「Pixel 3 XL」は)今回は見送った。ただグーグルとはいろいろな方面で話をしているので、次機種以降は顧客の声や市場の動向を見ながら検討していきたい」と答えた。
新たに投入するスマートフォンの1機種目は、ソニーモバイルコミュニケーションズ製の「Xperia XZ3」。同社製スマートフォンでは初となる6.0インチの有機ELディスプレイを搭載し、前機種となる「Xperia XZ2」より大幅な薄型化を実現している。
2つ目は、サムスン電子製の「Galaxy Note9」で、6.3インチの大画面有機ELディスプレイを搭載するだけでなく、Galaxy Noteシリーズの特徴の1つでもある「Sペン」をアップデート。新たにBluetoothを搭載したことにより、Sペンで離れた場所から本体を操作する、リモートコントロールが可能になった。
そして3つ目は、シャープ製の「AQUOS sense2」。18:9比率のIGZO液晶ディスプレイを搭載したことでディスプレイサイズが5.5インチとなり、前機種「AQUOS sense」との比較で画面のアプリ表示領域が23%拡大したことに加え、防水やFeliCaなどの機能をしっかり押さえたことで、幅広い層に向けたモデルとなっている。
大井氏によると、今回の秋冬モデルでは「もっと、“楽しもう”」というテーマを掲げており、これら3機種では3つの楽しさを提案することに力を入れているとのこと。1つ目は“エンタメ”を楽しむための機能で、auでは現在、Netflixのサービスをセットにした「auフラットプラン25 Netflixパック」の販売に力を入れていることから、特に映像コンテンツを楽しみやすくすることに注力したという。
実際、Xperia XZ3やGalaxy Note9はいずれも6インチ超の大画面有機ELを搭載しており、HDRコンテンツに対応するなど映像や音響に力が入れられている。また、AQUOS sense2も大画面化されたことにより、手ごろな価格ながら映像コンテンツを楽しみやすくなっていると、大井氏は説明する。
2つ目は“写真”で、3機種ともに被写体を自動的に認識して適切な撮影モードを選んでくれる機能を搭載しているという。さらに、Xperia XZ3は、本体を横に構えるだけでカメラがすぐ起動する「スマートカメラ起動」を搭載しているほか、Galaxy Note9はSペンのリモート操作で、離れた場所からカメラのシャッターを押すことができるという。
そして3つ目は“選べる”、つまりカラーバリエーションが豊富で色を楽しめるラインアップになっていることだという。従来のGalaxy Noteシリーズでは2色までの展開だったが、Galaxy Note9ではスペシャルカラーとして「ラベンダーパープル」を用意。また、AQUOS sense2でも、au限定の「アイスグリーン」が用意されている。
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