さらに大井氏は、これら3機種のほかにもう1つ、初めてスマートフォンを持つ人に向けた新モデルとして、LGエレクトロニクス製の「LG it」を投入することを発表した。大井氏によると、携帯電話を利用している50~60代に話を聞くと、スマートフォン初心者だがシニアではないため、シニア向けではない普通のスマートフォンを使いたいものの、やはり使いこなせるかどうかが不安だという声が多かったという。
そこで、スマートフォンに実際に触れてもらい、便利さを実感してもらうことで、不安要素を取り除いてほしいという思いから、LG itは生まれたとのこと。そのためLG itは、自分でスマートフォンの使い方を学びやすい仕組みを充実させていることが特徴だという。
LG itには、スマートフォンの基本的な操作を、実際に操作しながらドリル形式で学ぶ「auかんたんガイドアプリ」がプリインストールされているほか、初回起動時にはスマートフォンの使い方を説明するチュートリアルを用意。さらに専用の「かんたんガイドブック」をウェブだけでなく、冊子としても提供するという。ちなみにLG itはバッテリが交換可能で、追加でバッテリを1つプレゼントするキャンペーンも実施することから、いざという時のバッテリ切れにも安心して対応できるとしている。
大井氏はさらに、すでに発表されているINFOBARの最新モデル「INFOBAR xv」を11月下旬に発売することも明らかにした。9月4日に開始した予約が好調に推移しているほか、全国各地で実施したINFOBARのファンミーティングも好評を得ているとのこと。また、発売を記念して実施されたMakuakeでのクラウドファンディングでは、3539人から約1300万円の支援金を集めたそうで、支援金は今後INFOBAR関連のイベントに活用していくという。
こうした人気ぶりに大井氏は「嬉しい声をたくさんいただいている。ぜひ期待を超える取り組みをしていきたい」と話し、INFOBAR xv発売前の10月31日から東京・六本木で開催する「新ケータイ INFOBAR展」を紹介。このイベントでは、プロダクトデザイナーの深澤直人氏のトークイベントのほか、これまで非売品として展開していたINFOBAR xvグッズの販売も予定しているという。
なお、他の4機種の発売日は、Galaxy Note9が10月下旬、それ以外が11月上旬となっている。また今回の新機種投入に合わせて、KDDIは10月以降に発売されるモデルから「故障紛失サポート」のサービスも改訂。スマートフォンやタブレット向けの月額料金が380円から630円に変更される一方、12月以降には1回3000円で受付から4時間以内に交換用端末を届ける「4時間特急便」など3つのサービスを追加することで、充実化を図るという。
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