Walt Disneyの研究機関Disney Researchは、自律飛行しつつ凹凸のある立体物にスプレーで塗装するドローン「PaintCopter」を開発した。
壁など平らな2次元(2D)の面をスプレー塗装する作業は、比較的単純な処理なので自動化しやすい。これに対し、凸凹している対象物に塗装を施すことは、スプレーの位置などを3次元(3D)制御する必要があり、難易度が高い。
Disney Researchは、3D対象物へのスプレーペイントを自動実行させるため、塗料吹き付け用のスプレーガンをクアッドコプター型ドローンに搭載した。スプレーの向きは、パン(左右方向)とチルト(上下方向)が可能。そして、対象物をスキャンして3Dモデルを生成し、塗装パターンと組み合わせてシステムがドローンの飛行を制御し、自動的にスプレーで塗れるようにしている。
産業分野での塗装作業に利用することを想定。ある程度長い時間連続して使用する必要があるので、ドローンは外部から電力と塗料を供給するケーブルおよびホースを繋いだ状態で飛行させる。
PaintCopterの紹介ビデオ(出典:Disney Research/YouTube)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」