Facebookをユーザーが提訴「個人情報の扱いを軽視」--5000万人に影響の情報流出で

Catalin Cimpanu (CNET News) 翻訳校正: 緒方亮 高橋朋子 (ガリレオ)2018年10月02日 11時32分

 Facebookが大規模なセキュリティ侵害を受け、約5000万人のユーザーに影響が及ぶと発表した数時間後、同社を相手取った訴訟がカリフォルニア州の裁判所に提起された。

 訴えたのは、FacebookのユーザーであるCarla Echavarriaさん(カリフォルニア州)とDerrick Walkerさん(バージニア州)の2人。原告はこの訴えについて集団訴訟の認定を求めており、今後、同様の訴訟が相次ぐことになりそうだ。

 米ZDNetが入手した訴状のコピーによると、2人はFacebookがユーザーデータの保護を怠ったと主張している。提訴の数時間前に出されたFacebookの公式声明によると、データはFacebookのソースコードのバグ3件を悪用した身元不明のハッカーの手に渡った。

 「本件は、被告のFacebookが、Facebookのソーシャルメディアプラットフォームを利用しているアカウント所有者の個人情報の取り扱いを、継続的かつ完全に軽視する姿勢をとっていることに関するものだ」と訴状には記されている。

 「この情報は保護されるはずのものだったが、Facebookは許可なくこの情報を第三者にさらした。原因は、データの安全性とセキュリティに関するポリシーとプロトコルがずさんで無に等しい状態だったことだ」(訴状)

 原告は、Facebookのセキュリティ侵害によって、自分たちの個人情報がダークウェブでハッカーにたやすく入手される状態になっているのではないかと懸念している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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