FacebookとSpheroが、コンピュータ科学の無料オンライン講座と学習用ロボットを提供する。
Facebookは米国時間9月25日、Spheroとの提携による「CodeFWD by Facebook」を発表した。CodeFWDは、教員と組織向けの無料オンラインプログラムで、比較的少数派の生徒や女子生徒がコンピュータ科学を学ぶのを促進するねらいがある。
CodeFWDは、英語とスペイン語で提供される3段階のプログラムで、4~8年生にコンピュータプログラミングを教えることを意図している。教員に基本を説明し、教員がそれを生徒に教えたのち、生徒にコーディングの実践を通して独習させる。
CodeFWDを修了後、教員はまた、Spheroのプログラム可能なロボットの無料セットを申請し、コンピュータプログラミングの講座を継続することもできる。
FacebookとSpheroは、 CodeFWDの受講者から選抜した生徒に、「Sphero BOLT Power Pack」を無料提供する。Sphero BOLT Power Packは、「Sphero BOLT」アプリ対応ロボット15台と周辺機器からなり、これにより教員と生徒は、ロボットのプログラミングを実習することが可能になる。
Facebookの広報担当者であるTodd Breasseale氏は、メールによる声明で次のように述べた。「われわれは十分な教育を受けていない生徒と協力し、次世代の技術革新者がわれわれ全員をより適切に反映することを期待している。多様性を取り込むことで、われわれ全員に恩恵となる未来を築く。すでに(ニューヨークの非営利組織)Harlem Children's Zone、(シカゴの非営利組織)Chicago Youth Center、(全米に支部を持つ非営利組織)Boys & Girls Clubs of America、(テキサス州内のヒスパニック系生徒の支援団体)Latinitas El PasoおよびLatinitas Austinなどと提携し、このエキサイティングな新しいプログラムを試行している」
Spheroに追加のコメントを求めたが、今のところ回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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