Microsoftは、検索の道しるべとなる「北極星」を新たに用意した。「Windows」「Office」「Bing」などに、統一されたスマートな検索ボックスを提供する。Microsoftはこの数年間、「Office 365」の検索機能の統一とパーソナライズに取り組んでいた。しかし今回、それをさらに一歩進めて、「Windows 10」にも同じ検索機能を提供するつもりだ。
Microsoftは、「『Edge』、Bing、Windows、Officeの各アプリで一貫した目立つ場所に検索ボックスを表示し、いつでもワンクリックで検索ができるようにする」計画を、Microsoft Igniteカンファレンスで発表した。さらに、検索ボックスに「高度な機能を搭載」し、コンテキストを理解して積極的に検索結果と検索候補を提示することにより、ユーザーが、検索ボックスに実際に入力し始める前に、人、関連コンテンツ、アプリのコマンドなどをより簡単に見つけられるようにする。
Microsoftは米国時間9月24日、この「Microsoft Search」機能のプレビュー版を、Office.com、Bing.com、「SharePoint」モバイルアプリに提供開始した。Microsoft Searchは、Edge、Windows、Officeのその他のバージョンにも、2019年にかけてのこれから数カ月の間に提供される予定だ。
同社によると、「Microsoft Graph」とBingの機能が組み合わされたMicrosoft Searchは、マシンリーディング技術と組織の社内文書を理解する能力により、単純な質問だけでなく、「出張に妻子を連れて行ってもいいか」といった複雑な質問に対しても、回答を見つけられるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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