「MacBook Pro」と「Android」スマートフォンの指紋センサに新たな用途が加わるかもしれない。その用途とは、ウェブブラウザ「Chrome」でパスワードを使わずにウェブサイトとウェブアプリにログインすることだ。Androidと「macOS」向けの「Chrome 70」ベータ版で、指紋によるウェブ認証機能をデフォルトで利用できるようにすることを、Googleが公式ブログで明らかにした(「Windows」ノートPCや「iOS」デバイスに関する言及はまだない)。
指紋スキャンは、ログイン操作をパスワード入力より簡単にしてくれるほか、2要素認証によるセキュリティを強化するためにも利用できる。
Googleはこのところ、ウェブにおける指紋スキャンの利用を重視しているようだ。2017年には、「Chrome OS」に指紋スキャン機能を追加した。もちろん、Chrome OSはウェブブラウザのChromeとは異なるものだが、どちらもインターネットブラウジング向けのツールだ。ただし、「Chromebook」で指紋センサを搭載しているモデルは今のところ存在しない。とはいえ、この9月には、Chrome OSのコードの中に、指紋センサについて「すぐに利用できる機能」とする記述が見つかっている。
Googleのスケジュール表を見ると、Chrome 70は10月半ばに安定版がリリースされることになっている。10月9日に開催されるGoogleのハードウェアイベントは、そのタイミングに合わせたものなのかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」