議会に呼ばれたTwitterとFacebook、今回は「AI」控えめに

Roger Cheng (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年09月10日 13時52分

 連邦議会対テクノロジ企業の前回の対決で主演級の役割を演じた後、人工知能(AI)は最新ラウンドではゲスト出演程度の登場だった。

 Facebookの最高執行責任者(COO)Sheryl Sandberg氏と、Twitterの最高経営責任者(CEO)Jack Dorsey氏が参加した(Googleからは誰も参加しなかった)米国時間9月6日の上院情報委員会の公聴会は2時間半以上におよんだが、AIという用語が具体的に出たのは1回のみ、機械学習やボットも数えるほどしか登場しなかった。

 これは、2017年11月に議会がFacebook、Twitter、Googleの幹部をロシアからの介入について問い詰めたときや、議会がFacebookのCEO、Mark Zuckerberg氏をCambridge Analyticaスキャンダルについて公聴会に招請したときと大きな違いだ。それらの公聴会では、AIはSNSを悩ますさまざまな問題の万能解決策のように言及されていた。

 だが、6日のDorsey氏、Sandberg氏、議員らの話し合いはまったく戦闘的ではなく、より協調的だった。議員は、顧客データの価値や正しい情報と虚偽情報の緊張関係について質問した。

米上院情報委員会の公聴会で証言するFacebookのCOO、Sheryl Sandberg氏
提供:Screenshot by Roger Cheng/CNET
米上院情報委員会の公聴会で証言するFacebookのCOO、Sheryl Sandberg氏
提供:Screenshot by Roger Cheng/CNET

 AIは、人間が束になっても真似できない規模で虚偽ニュースを検出し、排除できるようになるシステムとして言及したくなる用語だ。特にZuckerberg氏はAIという用語を、曖昧な意味でも高度に技術的な意味でも、あたかもSNSが直面する多様な問題の万能薬のように扱いすぎて批判された。

 Dorsey氏とSandberg氏にはもっと節度があった。Dorsey氏はTwitterがユーザーの特定の振る舞いを追跡する方法について説明する際に1度、AIという用語を使った。Sandberg氏はAIという用語は使わず、機械学習という用語を何度か用いた。それは、偽アカウントと、「ディープフェイク」(驚くほど本物に見える動画のこと)について説明したときだった。

 Jack Reed議員(ロードアイランド州選出、民主党)は、偽アカウントのラベル付けについて質問する際、ボットに言及した。Dorsey氏は、ボットだと識別したアカウントに「ボット」ラベルを付けることを検討すると語ったが、ボットのラベルが付いていないアカウントが自動的に人間だという印象をユーザーに与えたくはないとも述べた。

 「それ以外は全てボットではないと想定させるわけにはいかない」(Dorsey氏)

 米下院エネルギーおよび商業対策委員会の公聴会では、AIの活用についての質問が多かった。Dorsey氏は、大規模なAIの導入は、まだ新しい取り組みだとし、Twitterはその扱い方について学び始めたところだと語った。同氏はまた、AIによるアルゴリズムの決定について説明する必要があるとも述べた。

 「われわれはこうした決定を段階的にこの技術に委譲しつつある」(Dorsey氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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