Microsoftは、「Cortana」を「アシスタント」から人々の生活を「アシスト」するものに変えようとしているようだ。同社は米国時間9月6日、「Cortana」およびAmazonの「Alexa」対応デバイスで「Xbox One」を制御できるようにした。
「Xbox」チームは新たな「Xbox Skill」を追加し、ユーザーが音声コマンドを利用してXbox One本体の電源のオンとオフ、音量調節、ゲームやアプリの起動、「Mixer」でのブロードキャストの開始と停止、スクリーンショットやクリップのキャプチャなどのタスクを行えるようにした。Xbox Skillは、「Windows 10」搭載PC、「Amazon Echo」「Harman Kardon Invoke」「Sonos One」のほか、CortanaやAlexaのアプリをインストールした「iOS」および「Android」などのCortanaおよびAlexa対応デバイスで動作する。
MicrosoftがXbox Oneに「Kinect」センサをバンドルすることをやめ、その後Kinectの生産を完全に終了してから、ユーザーがヘッドセットなしで音声コマンドを利用してXboxを制御する手段はなかった。Xbox本体にはマイクが組み込まれていないためだ。
Microsoftは6日より、米国の「Xbox Insider Program」登録ユーザーを対象に、この新たなスキルのテストを開始する。
筆者はMicrosoftに対し、Xbox Skillの発表は、AlexaとCortanaの統合に関するAmazonとMicrosoftの連携と関係があるのかどうか聞いた。両社はこの連携について約1年前に発表している。
Microsoftの広報担当者は次のように述べている。「これは、CortanaとAlexaの相互連携とは別の話だ。つまり、このスキルを使えば、今のところどちらのアシスタントもXbox Oneで利用できるが、現時点で一方のアシスタントをもう一方のアシスタントを通じて起動することはできない」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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