「Googleアシスタント」、2言語の同時対応が可能に--バイリンガル家庭に朗報

Stephanie Condon (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)2018年08月31日 10時40分

 Googleの音声アシスタント「Googleアシスタント」が同時に複数の言語を処理できるようになった。これにより、ユーザーはGoogleアシスタントとやりとりする際、2つの言語を切り替えながら使用できる。Googleはこの機能について、「この種で初めてのもの」で、長年の努力の成果だと誇らしげに述べている

 この機能を利用するには、対応可能な言語(英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語)から2つを選択する必要がある。選択すると、Googleアシスタントは、どちらの言語で話しかけられても対応してくれるようになる。以前は、選択できる言語が1つだけだった。増加しつつあるバイリンガル家庭によく適した機能だと、Googleは述べている。

Googleアシスタントの2言語対応
提供:Google

 Googleは別のブログ記事で、この機能の開発に絡む技術的な課題について説明している。たとえば、Googleアシスタントが複数の言語を識別できるよう、ディープニューラルネットワークを利用して、発話に使用されている言語の認識(LangID)技術を開発するといった課題だ。

 Googleはこの新機能を米国時間8月30日にIFA 2018で発表した。さらに、欧州で多岐にわたるスピーカやディスプレイ、家電にGoogleアシスタントを搭載することや、「Google Home Max」をドイツ、英国、フランスで発売することも発表した。数カ月のうちに、欧州ではGoogleアシスタントと連携する家電が増えることになる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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