ヤフーは8月27日、ネットオークション・フリマアプリ「ヤフオク!」においてヤマト運輸と連携し、出品者・落札者ともに互いの住所や名前などの情報を知らせずに商品を配送できる機能「匿名配送」を「ヤフネコ!パック」で提供開始した。
ヤマト運輸とヤフオク!のシステム連携により、ヤマト運輸の配送サービス(「ネコポス」「宅急便コンパクト」「宅急便」)を宛名書きなしで利用できる。匿名配送は、出品者が配送方法として「ヤフネコ!パック(ネコポス、宅急便コンパクト、宅急便)」を選択することで利用できる。
商品の落札後、落札者は取引ナビで届け先を指定。この際、落札者の情報は出品者の取引ナビに表示されず、また、出品者の情報は落札者の取引ナビには表示されない。落札者の支払い完了後、出品者は取引ナビで2次元コードを発行、全国のファミリーマート、サークルK・サンクス、ヤマト運輸の営業所で匿名配送の送り状を発行し、発送手続きをする。配送料金はヤフオク! 上で決済され、発送手続きが完了すると落札者への発送連絡が自動で行われる。
同社では、2017年11月28日からヤフオク! で利用できる匿名配送サービスとして、日本郵便の「ゆうパック(おてがる版)」と「ゆうパケット(おてがる版)」を提供。今回、自分の住所などの公開に懸念を持つ人でも安心して利用できる方法を拡充するため、匿名配送をヤフネコ!パックにも導入した。
また、落札した商品が満足できない場合のサポート制度「商品満足サポート」についても、ゆうパック(おてがる版)とゆうパケット(おてがる版)の匿名配送に加え、ヤフネコ!パックの匿名配送を利用した取引に対象を拡大する。匿名配送を利用した取引において、落札後に届いた商品に傷や汚れがある、まったく違う商品が届いた、など万一満足できない場合に、同社規定に基づき落札額の100%(上限1万円)をTポイントで補填するという。
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