Facebookは米国時間8月22日、Cambridge Analyticaによるデータ不正流用疑惑が3月に発覚した後に調査した数千本のアプリについて、400本を使用停止にし、1本を使用禁止にしたと述べた。
Facebookは22日、監査の要請に応じなかったとして、疑惑の渦中にあったアプリの1つ「myPersonality」を完全に禁止にした。同社はこのアプリを4月に使用停止にしていた。
Facebookはブログ記事に、「明らかに、保護が不十分な環境で研究者や企業と情報を共有していた」と記している。
同社は、この性格診断アプリで自身のFacebookの情報を共有していたユーザー約400万人に通知するとしている。このアプリが主に使用されていたのは2012年よりも前のことだ。
また、400本のアプリを使用停止にしたという。Bloombergによると、その数は同社が以前公表した数から倍増している。Facebookは、「それらを開発した開発者や、ユーザーがアプリに共有することを選択した情報がどのように使用された可能性があるかということについて懸念されるため」だとしている。
米CNETはFacebookにさらなるコメントを求めたが、回答は得られていない。
22日には、Appleの「App Store」で提供されているFacebook独自のセキュリティアプリ「Onavo」にも疑惑が浮上し、FacebookがこのアプリをApp Storeから削除したと報じられた。アプリがプライバシー規則に違反しているとAppleが判断したという。
Facebookの最大8700万人分のユーザ―データが、米大統領選でTrump陣営が利用していたデジタルコンサルティング企業Cambridge Analyticaに不正に流用されていたことが発覚してから、Facebookをめぐってデータ共有の議論が絶えない状態が何カ月も続いている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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