2人の異なる人物が、まだ発表されていないGoogleの次期スマートフォン「Google Pixel 3 XL」と思われる端末を手に入れたようだ。2人はその画像をリークして、世界中に公開している。
最初の人物はロシア人ブロガーで、10月までリリースされる予定がないとみられているPixel 3 XLを手に入れたと述べている。このブロガーは、自身が手に入れた端末に関する詳細な情報を公開しており、デザイン(画面のノッチを含む)からワイヤレス充電などの機能にいたるまで、ありとあらゆる情報をリークした。
— Максим Хорошев (@khoroshev) 2018年8月22日
このブロガーはまた、箱に同梱されている付属品も明らかにした。記事を見ると、USB-C充電器(EU規格のアダプタ付き)やクイックスイッチアダプタ(以前使っていた携帯電話からデータを移行するためのもの)、それに有線のイヤホンが確認できる。このイヤホンは、Googleのワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds」と同じようなデザインだが、コードがループ状に取り付けられている。ユーザーはこのループの大きさを変えることで、イヤホンが耳から外れないように調整できる(なお、「Google Pixel 2」には、イヤホンは付属していなかった)。
残念ながら、USB-C端子付きのイヤホンやUSB-C to 3.5mmのヘッドホンジャックアダプタが付属しているところをみると、Pixel 3 XLにはヘッドホンジャックがないようだ。実際、どの写真を見てもヘッドホンジャックは確認できない。Google Pixel 2にもヘッドホンジャックは付いてなかった。
また、ヘッドホンジャックへの変換アダプタに貼られたラベルをよく見ると、「DVT Samples」という文字が確認できる。これは、リークされた端末が設計検証テスト(Design Verification Test)モデルである可能性を示唆している。本来、このような初期のサンプルが外部に流出することはないはずだ。
また、イヤホンに貼られたラベルには「@googel.com」(スペルミスに注目)のメールアドレスが記載されている。これを見ると、今回のリークの真偽に疑問がわいてくる。試しにこのアドレスにメールを送信したところ、届かずに戻ってきたので、これがよくできた偽物だというわずかな可能性を考察するなら、この点も考慮に入れておくとよいだろう。
端末の前面の写真に映っているカメラアプリのアイコンをよく見ると、カメラの下に小さな動物の足跡マークがあることに気づく。これが何を意味するのか、正確なところはわかっていないが、新たに加わったものではあるようだ。カメラアプリにペットモードがあるのかもしれないし、「Google Lens」や「Google Clips」に関連する新機能なのかもしれない。
また、このブロガーはPixel 3 XLは質の高いカメラを搭載している点も強調している。この人物はその高い性能を見せつけようと、このスマートフォンで写真を撮影し、「#Pixel3XL」というハッシュタグをつけて自身のInstagramに投稿している。
これらの写真を撮影したスマートフォンは、EXIFのデータを見ると、12.2メガピクセルで絞り値f/1.8のリアカメラを搭載しているとあり、これはPixel 2と同じ数字だ。しかしこのEXIFデータによると、フロントカメラは8メガピクセル、絞り値f/1.8で、これはPixel 2と一致しない。
写真の大半はロンドンで撮影されているが、同梱されている電源アダプタは英国、ロシア、EU圏内に共通のものだ。この人物がこの未発表のPixel 3 XLをどこでどのようにして入手したのかについて、はっきりとしたことはまだわからない(ウクライナのブラックマーケットで売られていたという情報もある)。
さらに信じられないことに、8月22日になって、別のPixel 3 XLを映した画像がネット上に登場した。先ほどのブロガーとは別の人物が、タクシーでこの端末を見つけたとして複数の画像をツイートしたのだ。
Нашел тут Pixel 3 XL. Такое себе, на первый взгляд стыдный. Вот сфоткал и оставил в такси. pic.twitter.com/fXU3W9EUgW
— Wylsacom (@wylsacom) 2018年8月22日
画像には、この端末のノッチ(およびセンサ)がはっきりと写っているほか、設定画面も写っている。Active Edge機能があるのが見えるが、これはPixel 2にもあった機能だ。
この人物はほかに、端末の仕様を示す画像も公開しており、これによると画面解像度は1440×2960、プロセッサはQualcommの特定のプロセッサが搭載されているようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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