「Apple Watch」は2015年に最初に登場し、それからの3年間で、市場最大のシェアを誇るスマートウォッチとなった。しかし、デザインの外観はほとんど変わっていない。これまでのアップデートには、「Apple Watch Series 2」でのGPSと浅い水深での水泳に使えるだけの耐水性能、「Apple Watch Series 3」でのセルラー接続機能内蔵などがある。
次のバージョンで、Appleはようやく、Apple Watchの外観に大きな変更を加えるかもしれない。まもなく登場するとされているGoogleの新しいスマートウォッチと、米国で8月24日に発売されたサムスンの「Galaxy Watch」に対抗できるぎりぎりのタイミングとなる。2018年、スマートウォッチ市場の競争はかつてないほど激化しそうだ。
Appleの開発者会議「WWDC」(カリフォルニア州サンノゼで開催)で発表された「watchOS 5」では、いくつかのフィットネス関連機能の改善、Apple Watch間でのトランシーバ機能、ポッドキャスト、およびサードパーティー製アプリのオーディオを本体で再生できる機能が追加された。
次期Apple Watchと、搭載されるかもしれないその機能に関して、現時点までに入手した情報や米CNETによる予想を以下で紹介する。
ここ数年、Appleの「iPhone」イベントは、米国のレイバーデー(9月の第1月曜日)の1~2週間後に開催されてきた。Apple Watchはこの2年間、iPhoneと一緒に発表されている(Appleは9月12日にiPhone発表イベントを開催するとわれわれはみている)。Apple Watch Series 2とSeries 3はいずれもイベントの1週間後に発売された。Appleは例年にならって、このタイミングで発売する可能性が高い。
Apple Watchはここ数年で少し価格が下がったが、Apple Watch Series 3の価格は329ドル(日本では税別3万6800円)からとなっている。次世代モデルとしては理にかなった価格帯と思える。Series 3と同様、セルラーモデルの価格はそれよりも高くなるだろう。参考までに、Galaxy Watchの公式価格は329.99ドル(約3万7000円)からとなっている。
アナリストのMing-Chi Kuo氏(Appleのうわさに関して優れた実績を残している)が2018年春に発表したレポートによると、次期Apple Watchには、15%大型化されたディスプレイが搭載されるという。既存のApple Watchモデルは全て、本体の黒色の縁と、ほとんどの場合黒色である有機ELディスプレイの文字盤によって境目が分かりづらくなっている、かなり幅の広いベゼルを備えている。もっと画面の端から端までを覆うデザインに移行することは理にかなっており、情報やメッセージを表示するスペースを拡大できるだろう。
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