人の声や雑踏の音など、街のノイズを効果的に抑えるノイズキャンセリングヘッドホンが登場した。ソニーは9月5日、ノイズキャンセリングヘッドホンの最新モデルとして「WH-1000XM3」を発表。処理能力を前機種に比べ4倍に高めた新開発の「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」(QN1)を備え、ノイズキャンセリング性能を向上している。発売は10月6日。想定税別価格は4万円前後になる。
WH-1000XM3は、ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンとして人気を誇る「1000X」シリーズの最新モデル。前機種に引き続き、装着状態や大気圧への最適化により、ノイズキャンセリング性能を高める「NCオプティマイザー」、フィードフォワード、フィードバックの2つのマイクで効率的にノイズを集音する「デュアルノイズセンサーテクノロジー」に、QN1を加えることで、業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現する。
オーディオコーデックはSBC、AAC、aptX、aptX HD、LDACまでをサポートし、ハイレゾコンテンツをハイレゾ相当の音質でワイヤレス再生することが可能。独自の高音質技術「DSEE HX」を使えば、ハイレゾ非対応コンテンツのアップスケーリングにも対応し、ハイレゾもそれ以外のコンテンツも高音質再生を実現する。
本体重量を現行機から20g減らし255gに抑えたほか、イヤーパッドには低反発ウレタン素材を採用することで、接地面積を20%増加。側頭部への圧力を分散することで、装着性とノイズキャンセリング効果を高めた。イヤーカップの形状も横に広げることで、空間を確保し、音場を改善している。
10分間のクイック充電で、約5時間の連続再生ができるスタミナ仕様で、今回新たに通話用のマイクを搭載することで、通話品質も向上。Bluetooth切断時には、5分から3時間の間で自動電源オフができるほか、オフしない設定も選べる。
ボディカラーはブラックとプラチナシルバーの2色。約1.2mのヘッドホンケーブルと充電用のUSB Type-Cケーブル、航空機用プラグアダプタ、キャリングケースが付属する。
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