Googleは、一部のアプリでユーザーを追跡する方法についてより明確にしようとしている。
データ収集の手法が非難の的になり、誤解を与えると批判されたことを受け、Googleは米国時間8月16日、ロケーション追跡ツールのヘルプページを更新した。
このページには以前、次のように書かれていた。「ロケーション履歴はいつでもオフにできます。ロケーション履歴をオフにすると、ユーザーが訪れる場所は保存されなくなります」
現在は、次のように書かれている。「この設定は、『Google位置情報サービス』や『端末を探す』など、デバイス上の他のロケーションサービスには影響しません。『検索』や『マップ』のような他のサービスを利用した結果として、一部の位置データが保存される場合があります」
Googleはこの変更について認めている。広報担当者は声明で次のように述べている。「ロケーション履歴についての説明を更新し、当社のプラットフォームとヘルプセンター全体を通じてより矛盾のない明確なものにした」
今週に入り、Associated Press(AP)が、「Android」搭載端末や「iPhone」上のGoogleサービスは、ユーザーがプライバシー設定でロケーション履歴をオフにしても、そのユーザーの位置データを追跡して保存すると報じていた。Googleのロケーション履歴に対する反発は、大手IT企業がデータを収集するビジネス手法によって、厳しい目にさらされている現状を浮き彫りにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」