Googleのクラウドストレージ「Google One」が米国で一般提供を開始した。これまでのGoogleドライブのストレージプランに代わり、ユーザーは今後、GoogleのオンラインストレージとしてGoogle Oneを利用することになる。
Googleが新たなストレージサービスGoogle Oneを発表したのは5月のことだったが、これまではGoogleドライブの有料ストレージプランを利用するユーザー限定のサービスだった。しかし、同社は米国時間8月15日、Googleドライブのアカウントを持っていない人もGoogle Oneのプランに登録可能になったと明らかにした。
新サービスの導入により、Googleドライブは廃止されるのだろうか?そういうわけではない。ただし、「Googleドライブ」という名前は今後、自分用のオンラインストレージにファイルをアップロードできる「Dropbox」的なサービスのみを指すものとなる。
今までのGoogleドライブは、こうしたオンラインストレージに加え、「Gmail」および「Googleフォト」で共有できるGバイトクラスのオンラインストレージの総称でもあった。だが今後は、これらすべてがGoogle Oneと呼ばれることになる。ユーザーは今後、Google Oneでストレージを購入し、「Google One」アプリでそのストレージを管理することになると、Googleは米CNETに対して説明した。
また、この名称変更に伴い、いくつかの新しい機能が追加された。たとえば、Google Oneでは、1つのストレージプランを最大5人の家族と共有できるようになる。さらに、他のGoogle製品のカスタマーサポートも「1回のタップ操作」で利用可能になるとGoogleは述べている。このサポート対象には、スマートフォンの「Pixel」やスマートスピーカの「Google Home」といったGoogleのハードウェア製品も含まれるようだ。
さらに、GoogleによればGoogle Playでアプリや音楽、映画の購入に利用できるクレジットや、Google検索で見つかったホテルの割引などの特典があるという。
同社のブログによると、Google OneではGoogleドライブのときと同じように、アカウントごとに15Gバイトのストレージが無料で提供される。有料ストレージは100Gバイト~30テラバイトの範囲でオプションを選ぶことが可能だ。
米国を皮切りに他の国でも、Googleドライブの個人向け有料プランは向こう数週間のうちにGoogle Oneにアップデートされると同社は述べている。ビジネス用の「G Suite」は影響を受けないという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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