logo

視野角210度の視線追跡VRヘッドセット「StarVR One」が登場

Greg Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 緒方亮 高森郁哉 (ガリレオ)2018年08月15日 10時42分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 台北に本社を置くStarVRはカナダで現地時間8月14日、エンタープライズ向けの仮想現実(VR)ヘッドセット「StarVR One」を発表した。より大きな注目を集めるコンシューマー向けVR技術に比べ、企業向けヘッドマウントディスプレイは発展途上のハードウェアカテゴリだが、この成長分野に投入されるStarVR Oneは、視線追跡を搭載し、人間の視野角をほぼ100%カバーできることを売りにしている。

 StarVR Oneの水平視野角は210度で、これは人の自然な視野に相当する。つまり、個人ユーザー向けや企業向けの現行ヘッドセットの大半に欠けている、周辺視野を再現したヘッドセットということになる。

StarVR One
StarVR One
提供:StarVR

 周辺視野を正確にシミュレートすれば、より現実に近く没入感のあるVRのシナリオが可能になり、フライトシミュレーションや、重機を操縦する技術者の訓練などの用途を中心にメリットがある。

 StarVRの最高技術責任者(CTO)、Emmanuel Marquez氏は次のように述べた。「StarVRは、自社のイノベーションの伝統を継続し、企業向け品質のVR体験に立ちふさがる障害を克服していく。当社は、真の事業判断と価値創造を支える新時代のリアリズムに向けて、画期的な技術を届ける先駆けとなる。StarVR Oneヘッドセットによって、VRの最後の開拓前線である法人市場を制する」

 法人市場は、拡張現実(AR)やVRの最初の開拓前線と言うほうがより正確かもしれない。コンシューマー向けの応用は増えているが、大部分がゲームに限定されている。これに対し企業では、操縦や安全の訓練、セールスとマーケティング、さらには人事などの分野を中心に、VRの導入が急速に広がっている。

 DAQRIの製品やHTCの「VIVE Pro」のような企業向けヘッドセットは、急成長しているそうした市場に対応するものだ。作り直された「Google Glass」も、エンタープライズ最優先のARヘッドセットとして目覚ましい第2幕を迎えている。

 今回の発表は、コンピュータグラフィックスに関する年次カンファレンス「SIGGRAPH 2018」でなされたもの。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]