Facebookは米国時間8月10日、「Facebookページ」の管理者が詐欺目的ではないことを証明するため、追加されたいくつかの手順を完了させる必要があると説明した。
同社の製品マーケティングディレクター、Emma Rodgers氏は次のように書いた。「こうしたページを管理しているユーザーは今後、投稿を続けるための認証プロセスを完了するよう要請される。これにより、偽または不正なアカウントを使ってページを管理することがより困難になる」
Facebookは先週、中間選挙を前に世論操作を狙う不正アカウントを取り締まる取り組みを通し、合計32件のアカウントとページを削除したことを明らかにしたばかりだ。
Facebookをはじめとするソーシャルメディア企業は現在、ロシア政府と関わりのあるInternet Research Agencyや、陰謀論を流布する実名アカウントによるトロール活動の扱い方をめぐり注目されている。
この変更が実施されると、Facebookページ管理者は「主な所在地」を確認したうえで、2段階認証を使うことを要求される。所在地の認証には、Facebook内で位置情報サービスを有効にするよう求められる。
Facebookは現在、ユーザーがログインする際、アプリケーションが生成したワンタイムコードを入力するか、「Yubikey」のようなトークンシステムを使うよう求めることで、彼らが盗まれたパスワードを使うハッカーではないことを証明させている。
Facebookは、大勢の米国人が利用するページを対象にこの変更を順次適用する計画で、実施は「間もなく」始まるという。変更が適用されると、Facebookページの管理者はニュースフィード上部の通知を目にすることになる。
「これ(手続き)を完了するのにほんの数分しかかからないはずだ」(Facebook)。これはオプションではなく、ページ管理者にとっての義務となる。
「このプロセスを完了しない管理者は、自身のページに投稿できなくなる」(Facebook)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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