「iPhone」用チップなどを製造する半導体受託生産の台湾のTaiwan Semiconductor Manufacturing Company(TSMC)は現地時間8月3日夜、複数の工場がコンピュータウイルスの影響で停止する事態に見舞われたという。ただし、iPhone用コンポーネントの製造に影響があったかどうかは不明だと、Bloombergは4日の記事で報じている。
TSMCはBloombergに対し、ウイルスはハッカーによるものではないと述べた。同社は問題に対処し、影響を受けたツールの80%が復旧したとしているが、6日に完全に復旧する見通しだと述べている。
TSMCの最高財務責任者(CFO)であるLora Ho氏はBloombergに対し、「TSMCはこれまでにもウイルスの被害に遭ったことがあるが、ウイルス感染で製造ラインが影響を受けるのは今回が初めてだ」と述べた。米CNETはTSMCにさらなるコメントを求めたが、すぐに回答は得られなかった。Bloombergによると、TSMCは6日に追加情報を公表する予定だという。
影響を受けた工場でAppleのiPhone用チップの製造に関わっていたかどうかについて、Ho氏はBloombergに明らかにすることを控えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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