楽天とぐるなびは7月30日、資本業務提携を締結すると発表した。楽天は27日に開催した取締役会において、ぐるなびは30日に開催した取締役会で決議した。
楽天は、ぐるなび代表取締役会長である滝久雄氏(個人)からその保有するぐるなび株式の一部(467万7600株)を市場外の相対取引により譲り受ける。本譲渡は8月22日付で実行される予定だ。譲渡後の楽天の所有割合は、6月末時点におけるぐるなびの発行済株式数に対し、9.60%。譲渡後の楽天の議決権割合は、ぐるなびの総議決権数に対し、9.99%となる。
楽天およびぐるなびは、本資本業務提携契約において、楽天が指名する者1名をぐるなびの取締役候補者とすることについて合意。ぐるなびは、2019年6月に開催予定の第30回定時株主総会において、楽天が指名する者1名を取締役候補者に含む取締役選任議案を提出する予定だ。
資本業務提携により、楽天とぐるなびは飲食店の予約サービスにおける提携をより一層強化する。これまでにも、3月には「ぐるなびポイント」から楽天の「楽天スーパーポイント」へ交換できるサービスを開始。5月には、楽天が運営するグルメ情報サイト「Rakoo(ラク―)」の新規加盟店開拓において提携することで合意するなど、両社は連携してきた実績がある。
今回の資本業務提携を機に、飲食店の予約サービスにおける連携強化の一環として、楽天会員とぐるなび会員のIDやポイントプログラム(楽天スーパーポイント、ぐるなびポイント)の連携を進める。
さらに、両社のブランドや蓄積するデータを活用し、多様な飲食店の課題や消費者のニーズに応えるサービスの開発、販売促進を共同して進めることで、両社の事業の強化・拡大につなげたいとしている。
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