クアルコム、NXP買収から撤退の意向--第3四半期決算は予測上回る

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 緒方亮 長谷睦 (ガリレオ)2018年07月26日 11時58分

 Qualcommは米国時間7月25日、予測を上回る好業績となった2018会計年度第3四半期決算(6月24日締め)を発表した。その中で、NXP Semiconductorsの買収について同日中に新たに実質的な進展がなければ、契約の期限切れをもって買収を撤回するとの意向を示した。

 長期化するNXPの買収劇は、最近では米中間で激化する貿易戦争にも巻き込まれている。現在は中国の規制当局によって、買収手続きは差し止め状態にある。Qualcommの最高経営責任者(CEO)、Steve Mollenkopf氏は声明で次のように述べている。

 当社によるNXPの買収に関する契約は、新たに実質的な進展がない場合、本日の終わりをもって解除とする。加えて、以前表明したように、合意が打ち切られた際には最大300億ドルの自社株の買い戻しプログラムを実施するつもりだ。これは、当社の株主に大きな価値をもたらすための措置である。

 QualcommによるNXP買収完了の期限は、ニューヨーク現地時間の7月25日午後11時59分(日本時間26日午後0時59分)に設定されている。契約が打ち切られた場合、NXPはQualcommから20億ドルの契約解除手数料を受け取る。

 Qualcommにとって幸いなのは、業績が順調だったことだ。第3四半期の決算では、純利益が12億ドル(1株当たり82セント)、売上高も56億ドルと前年同期比で6%増となった。また、非GAAPベースの1株当たり利益は1.01ドルだった。


 Qualcommの第3四半期の非GAAP利益は、暫定ライセンス料として獲得した5億ドルが押し上げる形となった。Qualcommはライセンス契約をめぐり、Appleや受託製造業者と訴訟で争っている。今回この訴訟で得られた5億ドルの暫定ライセンス料により、1株当たり利益は非GAAPベースで26セント、GAAPベースで30セント増加している。

 アナリストによるQualcommの第3四半期業績の事前予測は、売上高が51億8800万ドル、1株当たりの利益が71セントというものだった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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