映画「X-MEN」はThe Walt Disney Companyのものとなり、一方、Comcastはその照準を英国に移そうとしているようだ。
Comcastは米国時間7月19日、21st Century Foxの買収から撤退し、代わりに英国の放送局Skyに狙いを定めていることを認めた。
Comcastの会長兼最高経営責任者(CEO)のBrian Roberts氏は、プレスリリースで次のように述べた。「DisneyのBob Iger氏とそのチームの成功を祝うとともに、これほど魅力的で立派な企業を作ったMurdochファミリーと21st Century Foxを賞賛したい」
21st Century Foxは6月、すべて現金で650億ドル(約7兆3000億円)というComcastの入札額を上回る713億ドル(約8兆円)をつけたDisneyの提案に同意した。「X-MEN」「デッドプール」「ザ・シンプソンズ」などの人気シリーズを抱える21st Century Foxのエンターテインメント資産は、Disneyに大きな利益をもたらすだろう。
ComcastがDisneyとの現金による競争から手を引き、21st Century Foxも入札に参加したSkyに焦点を合わせるとのうわさが、7月の半ばに流れていた。Comcastは先週、Skyに対する入札額を340億ドル(約3兆8000億円)に引き上げた。
Comcastはプレスリリース以上のコメントを出していないが、高い入札額を提示したと述べ、買収提案に関する文書を公表した。
Skyからのコメントは得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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