Facebookは米国時間7月17日、暴力の誘発や激化を目的とする偽情報の削除に着手することを明らかにした。テキスト投稿と改ざんされた画像の両方が対象になる。
Facebookは現在、直接的に暴力を促すコンテンツを禁止している。しかし、今回の新ポリシーでは、身体的危害を誘発する可能性のある偽ニュースも対象になる。同社の広報担当者によると、新しいポリシーを今後数カ月かけて適用していくという。
同社は世界各地の組織と連携して、どの投稿がそのカテゴリに当てはまるのかを判断する。
Facebookはミャンマーやスリランカ、インドで暴力を誘発したとして批判を浴びている。また、偽情報全体に関するポリシーについても厳しく批判されている。同社は先週、陰謀説を広めていることで知られる右派ウェブサイト「InfoWars」のFacebookページを閉鎖しないと述べていた。
最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏は18日、偽ニュースに対するFacebookの立場を説明しようとした際、大きな怒りを買った。当社がホロコースト否定論者のコンテンツをFacebookから削除しない理由は、「私は、彼らが意図的に誤った情報を発信しているとは考えていない」からだと発言したためだ。その後、同氏はこの発言の意図を明確にするため、個人的にはホロコースト否定を「極めて不快」だと考えており、これを唱える人々の考えを擁護する意図は全くなかったとした。さらに、Facebookは偽情報に対し、ニュースフィードに表示される回数を減らすことで抑制していくとした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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