Uberが、ピッツバーグで自動運転事業部門の作業者約100人を解雇したという。Quartzが米国時間7月11日に報じている。
記事によると、Uberは11日にミーティングを行い、自動運転車両の安全性を管理する作業者約100人に対し、そうした従業員の職を打ち切ると発表したという。この職務を廃止し、「ミッションスペシャリスト」という新しいドライバーをトレーニングする計画だという。より高度なスキルセットを持ち、より技術的なフィードバックをUberの開発者に提供することで、自動運転車両の開発を支援するスペシャリストだ。
米CNETはUberにコメントを求めたが、返答は得られていない。
Uberは複数の報道機関に対し、解雇されたドライバーは、同社が新たに設ける55人の「ミッションスペシャリスト」の求人に応募することができ、その場合は優先的に考慮すると述べたとされる。
自動運転試験は一時休止中だが、The Vergeによると、Uberの広報担当者は、「当社のチームは現在も安全な自動運転技術の構築に専念」しており、「数カ月中に公道に戻したいと考えている」と述べたという。
Uberは5月、アリゾナ州での自動運転試験のプログラムを廃止し、同州における300人弱のテストドライバーを解雇すると報じられていた。Uberはアリゾナ州テンペで3月、完全自動運転モードで走行中の車両が歩行者に衝突して死亡させる事故を起こしていた。事故を受け、Uberはサンフランシスコ、トロント、テンペ、ピッツバーグなど、車両テストを実施していた全都市で、自動運転車の走行を一時的に停止している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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