空飛ぶ夢のプロジェクト「Loon」と「Wing」が正式に巣立った。
LoonとWingが準備期間を経て、Alphabet傘下の企業になった。両プロジェクトはこれまで、Googleの親会社Alphabetの研究部門「X」におけるmoonshotプロジェクト(簡単にはうまくいかないだろうけれども価値のある挑戦を扱うプロジェクト)として扱われてきた。Xによる米国時間7月11日付けのブログ記事によると、Alastair Westgarth氏とJames Burgess氏がそれぞれLoonとWingの新しい最高経営責任者(CEO)に就任するという。
Loonは、世界中の遠隔地にインターネットアクセスを提供する取り組みを続ける。同プロジェクトは気球を使って上空からWi-Fi信号を伝送するというミッションを掲げて、2016年に始動した。
Wingは、物品輸送の改善を目指して、ドローン配達システムと管理プラットフォームを構築する取り組みだ。同プロジェクトは2012年に、配達用の自動飛行ドローンの開発を始めた。
この何年かで、自動運転車、「Google Glass」、スマートコンタクトレンズなど、GoogleとAlphabetの多数の革新的なプロジェクトがXで生み出され、LoonやWingのように独立したプロジェクトとして進化していった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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