日本で初のiPhoneとなる「iPhone 3G」が発売されたのは2008年7月11日のことだ。まもなく発売から10年を迎える。
米国では先行して2007年6月に初代iPhoneが発売されており、日本国内でどの通信事業者から発売されるのかが注目されていたが、2008年6月に当時のソフトバンクモバイル(現:ソフトバンク)がAppleと契約を締結したことを発表した。AppleがiPhoneを発表する前、孫正義氏がSteve Jobs氏に「iPodにモバイル機能を備えた端末が欲しい」と直接掛け合ったエピソードは有名な話だ。
そうしてしばらくソフトバンクの独占販売が続いたが、2011年9月に登場した「iPhone 4S」からはKDDIも販売を開始した。するとNTTドコモから転出する顧客が増加し、携帯電話市場にも影響を及ぼした。その後、2013年に発売された「iPhone 5s」と「iPhone 5c」を皮切りに、ようやくNTTドコモも取扱いを開始している。
キャリア間の競争が続く一方で、AppleによるSIMフリー版の発売やSIMロック解除という流れがでてきたのはここ5年ほどのことだ。アップルは、2013年にiPhone 5s/5cを発売した約2カ月後にSIMフリー版を販売。その後、iPhone 6とiPhone 6 PlusやiPad Air 2/iPad mini 3では発売日からSIMフリー版を用意し、現在では当たり前のようにSIMフリー版も選択肢のひとつとなっている。
フォトレポート:「iPhone 3G」、米国でも発売--サンフランシスコApple Storeの様子 - CNET Japan(2008年)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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