Lightformは、一般的なプロジェクターと組み合わせてプロジェクションマッピングできるシステム「Lightform LF1」をリリースした。第一弾の早期出荷は完了しており、現在は11月出荷予定分の購入予約を受付中。
LF1は、家庭や職場などで使われるプロジェクターに取り付け、HDMIケーブルで接続すると、実在する物の位置に合わせた映像をプロジェクターに投影させるシステム。つまり、目の前にある物へ拡張現実(AR)効果を付与するプロジェクションマッピングが、家庭などでも簡単に楽しめる。アートイベントやパーティのほか、物と連携して映像が変わるデジタルサイネージ、レストランの壁に投影するメニューなど、多彩な活用が考えられる。
システムは、LF1本体と、映像制作用ソフト「Lightform Creator」で構成。これにWindows PCまたはMac、プロジェクターを組み合わせて使う。LF1本体は、投影する場所をカメラでとらえて解析し、さらに深度情報も取得する。そして、Lightform Creatorにその情報を伝え、Lightform Creatorで生成した映像をプロジェクタから投影する。
Lightform Creatorは、CG描画ツールのように操作して、AR効果を付与できる。さまざまなエフェクトやビデオも用意されていて、ライブラリから選ぶだけで使えそうだ。
直感的に使えるLightform Creator(出典:Lightform)
予約受付中なのは、LF1とLightform Creatorのみの基本セットと、「LF1 Starter Kit」の2種類。基本セットは699ドル(約7万8000円)で、米国とカナダ、欧州の一部地域から購入可能。LF1 Starter Kitは、LF1とLightform Creatorに加え、セイコーエプソン製プロジェクター、三脚、取り付け用プレート、赤外線リモコン用ケーブルが付属する。1499ドル(約16万6000円)で、米国限定のセット。
LF1の紹介ビデオ(出典:Lightform/YouTube)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス