「なぜ、そんなに面白いことを思いつくのだろう?」「そんな突拍子もないことを実現できるなんて、まったく不思議だ!」という人が身近にいるかもしれない。知り合いにはいなくても、本書に登場する人たちの何人かは、誰でも知っているだろう。その誰もが、天才とも呼ばれ、クリエティブな才能を発揮してきた人々だ。しかし、自分にもその要素は備わっているかもしれない。ほんのちょっと、日々の過ごし方や習慣が異なるだけで。
いきなり「クリエティブな人になれ」というのではない。何か新しいアイデアを出さなければいけないような毎日の中で、座って、部屋に引きこもり、パソコンとにらめっこしているだけでは、「新しい」ことなど思い浮かばないのだ。先人の行動から学び、少しでも真似してやってみることで、それまでとはまったく違う視点から見ることができたり、従来からの方法にとらわれずに済むようになったりする可能性がある。時には「遊び」や「ひとりの時間」が必要かもしれないし、「散歩」や「シャワー」が必要かもしれない。
ここあげられているような人は、そもそも常人離れしているとも言えるが、自ら自由な発想を生む行動をとることは、なかなか難しいので、真似できそうなちょっとした習慣を、自分の生活にも取り入れるところからやってみたい。
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