かつて「Google Glass」が目指したのは、現実世界の物体を見ている同じ視線上に、魔法のメガネで情報を映し出すという未来だった。GoogleのOS、2017年の「Android Oreo」と2018年の「Android P」で提供される「Google Lens」は、カメラを通じて物体を認識し、自動的に関連情報を検索できる。ARKit 2も、物体を見るだけではなくそれに情報を関連付けることを可能にする。商品の購入情報や人の名前、さらには恐竜の名前などを物体の上に表示してもいい。あるいは、未来のスポーツイベントでは、選手の頭上に統計データが表示されるかもしれない。カードのポイントや使用履歴を表示する開発者のデモを見ても有望そうだ。
Live image detection with iOS 12 & ARKit 2. Display digital information attached to physical objects. Feels like playing in the future ✨ #arkit #ios12 pic.twitter.com/b0bc9CiL8n
— Harley Turan (@hturan) 2018年6月9日
VRにはアイトラッキングが導入されつつあり、グラフィックを向上させるほか、目の動きだけで色々なものをコントロールできるようになる。直接のアイコンタクトにより、驚くほど親密なソーシャル体験を実現することさえできるかもしれない。ARにこの技術が導入されれば、空間に浮かべたインターフェースをコントロールする、感情や表情に応じて反応する、アバターを表情で操作する、といったことが考えられる。
Control your iPhone with your eyes. Just look at a button to select it and blink to press. Powered by ARKit 2. #ARKit #ARKit2 #WWDC #iOS pic.twitter.com/ow8TwEkC8J
— Matt Moss (@thefuturematt) 2018年6月7日
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