科学・技術・工学・数学(STEM)教育が注目されているため、Seymour Papert氏の考案した教育用プログラミング言語「LOGO」を学べる、3歳児から遊べる素朴なプログラミング玩具「Cubetto」を以前取り上げた。
今回は、Cubettoと同様のコンセプトだが、ロボットを実際に動かすことのできる教育玩具「LOMO」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
LOMOは、LEGOで組み立てた箱形ロボットの動きをプログラミング用ブロックの並びで制御できる教材。PCやタブレットを使わず、実際に触れて並べられるブロックでプログラミングするため、直感的に理解しやすそうだ。対象年齢は4歳から10歳。
ロボットは、前進する、右に向く、左に向く、何らかの機能を実行する、という動作に対応。そして、動作の種類で色分けされたコーディング用ブロックを適切な順番でプログラミング用ボードへ取り付けることで、ロボットに想定した動きをさせる。単純な仕組みだが、これでアルゴリズム、シーケンス、再帰、デバッグを学べるという。
飽きずにプログラミングを学べるよう、ロボットを乗せて動かすマップは組み立て式で、自由に“冒険シナリオ”が作れる。また、基本のスターターパックのほか、内容の異なる拡張パックを複数用意する。ロボットにはLEGOブロックが取り付け可能で、タートルグラフィックスを採用していたLOGOらしくカメの形にするだけでなく、好きなデザインに変えられる。
Indiegogoでの目標金額は5万ドル(約553万1000円)。記事執筆時点(日本時間6月13日14時)で約2万1000ドル(約232万3000円)の資金を集めている。キャンペーン期間はあと23日ある。
LOMOの紹介ビデオの紹介ビデオ(出典:YouTube)
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