プログラミング教室「TECH::CAMP」のdivが初の自治体連携--高知県と人材育成へ

 プログラミングスクール「TECH::CAMP」などを運営するdivは5月16日、高知県と業務委託契約を締結し、「アプリ開発人材育成講座<エキスパートコース>」を開講すると発表した。期間は7月中旬〜11月中旬で、受講料は5万円。

「TECH::CAMP」
「TECH::CAMP」

 受講人数は30名を予定しており、高知県内の求職者、大学生・専門学校など高等教育機関の在校生・新卒(新規高等学校卒業者は除く)をはじめ、高知県へのU・I ターン希望者も対象となる。会場は、高知県立大学永国寺キャンパスを利用。受講後は高知県内のIT企業への就職支援も実施する。

 高知県ではこれまでもIT・コンテンツ産業の振興に取り組み、14社の県内立地を実現。新たに160人を超える雇用が生まれているという。しかし、企業誘致を進める中で「人材の県外への転出」「人材育成のための多様な学びの場の創出」などが課題となっていたそうだ。そのソリューション提供の一環として、IT・コンテンツ人材の育成を目的とした高知県IT・コンテンツアカデミーを開講。「アプリ開発人材育成講座<エキスパートコース>」を新設することになった。

 同講座では、divが提供している未経験からエンジニアへのキャリアチェンジを支援する育成スクール「TECH::EXPERT」のノウハウを活用。受講者が短期間でプログラミングを習得し、アプリ開発ができるよう支援するという。

「TECH::EXPERT」
「TECH::EXPERT」

 高知県知事の尾崎正直氏は、「高知県では、県経済の体質強化に向けたトータルプランである『高知県産業振興計画』を策定し、官民が一丸となってさまざまな取り組みを推進している。そのひとつである『IT・コンテンツ産業の振興』は、AI、IoT、ビッグデータなどの技術革新による第4次産業革命が社会・経済のあらゆる分野に急速な変革をもたらす中で、高知県におけるIT・コンテンツ関連産業の集積を目指すものであり、その鍵となる人材育成を抜本的に強化。今回、divの教育プログラムを導入し、エンジニアの育成に全力で取り組む」とコメントしている。

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