[ブックレビュー]”いるいる”と共感の嵐--「職場のアホと戦わない技術」

SBクリエイティブ
詳細:単行本 / 216ページ / SBクリエイティブ / 著者:ロバート・I・サットン / 監修:坂田 雪子 / 発売日:2018/05/19 / 外形寸法 (H×W×D):18.8cm×13.0cm×1.8cm /重量:0.2kg
内容:自分のことはさておき。職場のストレスというものは、仕事の中身そのものによる場合よりも、人間関係によるところが圧倒的に大きい。とくに相手が「アホ」ならば、言うまでもないだろう。毎日アホに悩まされているという心当たりがあるなら、本書は何らかの助けになるだろう。
「スタンフォードの教授が教える 職場のアホと戦わない技術」
「スタンフォードの教授が教える 職場のアホと戦わない技術」

 自分のことはさておき。職場のストレスというものは、仕事の中身そのものによる場合よりも、人間関係によるところが圧倒的に大きい。とくに相手が「アホ」ならば、言うまでもないだろう。「自分の周りにはこういう人はいない」というのなら、それはとても幸いだ。しかし、毎日アホに悩まされているという心当たりがあるなら、本書は何らかの助けになるだろう。

 著者が冒頭で述べているが、本書は、研究だけを並べて結論づけているわけではなく、具体的にどうすればいいかを、さまざまなパターンに分けて提案している。「アホからは逃げていい」「アホといかに会わないようにするか」「アホと同じレベルで戦わない」など、目次を見ただけでも共感したり、なるほどと思ったりする文言が並んでいるのが分かるだろう。実際に自分が悩まされているタイプのアホ以外にも、こんなアホが世界中にいるのか、と思うだけでも少しは気が楽になるかもしれない(笑)。

 大体は、面と向かって人をアホ呼ばわりすることはできないわけで、だからこそ、自分の思っていたことを代弁してくれるかのような本書を読めば、「いるいる」「あるある」と共感してくれる人に相談した気になれる上、明日からこうしてみよう、と前向きな対処法も見つかるだろう。

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