「フリーランス」として働くことは、決して楽ではない。時には「フリー(自由)なのに不自由業」とも言われる。では、仕事も収入も自分で決められる本当の意味で「自由」なフリーランスと、不自由なフリーランスとでは、何が違うのか。自由なフリーランスになるにはどうすれば良いのか。
筆者は、自分自身が主導権を持って生きていけるフリーランスを「プロフェッショナルフリーランス」と呼ぶ。クライアントとフリーランスは対等の関係であり、クライアントの困っていることを解決できる「問題解決能力」を持っていれば主導権は握れるという。この場合は単にコンサルティングという業務を指しているだけではなく、クライアントがフリーランスに仕事を頼むという形式全般がそれに当てはまる。
こういったアドバイスは、仕事の内容によっては「そうは言っても」という反論が必ずあるだろう。しかし、自分一人だけの経験では、フリーランスを続ける上で必要だが気づかない点というのは必ずあるものだ。フリーランスの場合、会社勤めでは普通のことあるいは利点とも取れることが、リスクになることがある。それを知る手段は、フリーランスにはそうそうない。だからこそ本書は助けになるだろう。
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