シャープは6月7日、4K液晶テレビ「AQUOS 4K」に、AIを搭載した新モデル「4T-C60AM1」など3機種を追加した。Android 8.0 Oreoを採用し、声による番組検索などに対応する。43V型は6月30日、50V、60V型は8月31日に発売する。
発表したのは60V型の4T-C60AM1(想定税別価格:26万円前後)、50V型の「4T-C50AM1」(同:18万円)、43V型の「4T-C43AM1」(同:15万円前後)。いずれも、スマートスピーカ「Google Home」に採用されているGoogle アシスタントに対応予定で、リモコンのマイクを使って音声による番組検索や天気の確認などが可能になる。
本体前面中央には、人感センサと発話AIを備え、テレビに近づくと電源が入り、独自のAIoTクラウドサービス「COCORO VISION」が起動。現行機種では、視聴した番組内容をもとに、番組を推薦していたが、新モデルからは録画予約した番組内容も加えておすすめ番組を選択。コンテンツを選んだ理由や、天気予報なども身近な情報も音声で知らせる。
専用の無料アプリ「COCORO VISOIN」をスマートフォンにインストールすれば、テレビの視聴履歴に基づいたおすすめ番組やビデオ、音楽、ゲームの情報をスマートフォンに配信。気になる番組を登録しておけば、放送時間が近づくとアラートが出るため、見逃しを防げるなど、スマートフォンとテレビを連動して使える。配信情報のお知らせからテレビをつけて番組の選局までができるなど、スマートな操作もサポートする。
映像エンジンには新開発の「AQUOS 4K Smart Engine PRO」を搭載し、解像度と映像レベルの両面から、最適な高精細処理を実施。地上波から新4K衛星放送まで緻密な映像表現を実現する。HDRは、新4K衛星放送で採用される「HLG(Hybrid Log -Gamma)」に対応。パネルには、外光の反射や照明の映り込みを抑える「N-Blackパネル」を採用する。
モニタ下部には、2.1ch3ウェイ5スピーカを装備。前方にトゥイータ、背面に大型サブウーファを配置することで、豊かな低音を再現。声が聞き取りやすい前面開口設計「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を備える。
シャープでは、新4K AQUOSに合わせ、新4K衛星放送を受信できる「4Kチューナ」の開発も発表した。BS4K、110度CS4Kを1系統ずつ備え、12月1日に開始予定の新4K衛星放送に対応。4KテレビとHDMI経由で接続でき、外付けHDDを接続すれば録画もできる。発売は11月下旬を予定している。
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