GMO VenturePartnersは5月31日、グローバル・フィンテック分野へ重点投資するベンチャーキャピタルファンド「GMO Global Fintech Fund(GMO GFF投資事業有限責任組合)」を設立すると発表した。設立日は6月1日で、最大12年の運営期間を予定する。
同ファンドは、既存ファンドの海外投資が完了したことにともない、今後さらなる革新的なサービスの勃興が予想されるフィンテック分野の投資強化を図るべく設立する。フィンテック関連スタートアップや、グローバルで事業展開が可能なインターネットサービス関連スタートアップが投資対象。フィンテック分野では、今後の成長可能性が見込まれる「オルタナティブレンディング」や、「金融機関向けRPA」、「AIを活用した与信アルゴリズムの開発」などの分野に注力するとしている。
同ファンド設立時の規模は約30億円で、今後100億円を目途として出資を求める。戦略パートナーとして、GMOフィナンシャルホールディングスのほか、マネーフォワードが参画。また、GMOフィナンシャルホールディングスのノウハウを活用し、収益に直結する投資・支援活動を展開するほか、決済・金融関連サービスを展開するGMOペイメントゲートウェイとも連携。支援先企業の日本国内での展開なども支援するという。
そのほか、従来の日本国内や北米に加え、成長著しいインド・東南アジアへの投資も想定。第1号案件として、インドネシアの後払い決済事業者「FinAccel Pte」へ出資する予定だ
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