「Google翻訳」、地球平面説信者を侮辱する誤訳?--グーグルは機械学習のエラーと説明

Amanda Kooser (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 高森郁哉 (ガリレオ)2018年05月30日 11時07分

 人類の全歴史を通じて、地平の端から落ちた人はいない。地球は球状であり、平面ではないからだ。だが、地球は平面だとする説を今も頑なに信じている人たちが、ミュージシャンのB.o.Bを含めわずかながら存在する。そして、「Google翻訳」チームの誰かが、そんな人たちを非難しようとしたと思えるような、奇妙な翻訳が見つかった。ただしGoogleは、実際には翻訳システムのエラーが原因だったと述べている。

提供:Screenshot by Amanda Kooser/CNET
提供:Screenshot by Amanda Kooser/CNET

 この奇妙な翻訳は、Redditの「r/funny」ディスカッショングループのスレッドに報告された。Google翻訳で、「I am a flat-Earther」(私は地球平面説信者です)という英語をフランス語に翻訳すると、「Je suis un fou」と表示される。この文章を英語に訳し直すと、「I'm a crazy person」(私はおかしな人です)と表示されたというのだ。

 なお、文章に含まれる単語ごとにGoogle翻訳で翻訳すると、問題は起こらない。「flat」は「plat」(平面)、「Earth」は「terre」(地球)と翻訳される。

 今のところ、このような極端な訳文が表示されるのはフランス語だけのようだ。スペイン語に訳してみると「Soy un terrero plano」と表示されるが、これを英語に訳し直すと、「I am a flat land」(私は平らな土地です)と表示される。

 ドイツ語では、「Ich bin ein flacher Erdenmensch」と翻訳され、これを英語に訳し直すと、「I am a flat-Earth human」(私は平らな地球の人間です)となる。少なくとも、フランス語と往復した際の珍訳よりは、元の文章の意味に近い。

 Googleは、問題となった翻訳が意図的に仕込まれたイースターエッグ(隠し機能)ではないと述べている。

 「Google翻訳は、ウェブで見つかる膨大な翻訳例から、パターンを学習することにより機能する。残念ながら、一部のパターンが翻訳ミスにつながることがある。当該のエラーはすでに報告されており、現在修正に取り組んでいるところだ」(Googleの広報担当者)

 地球がホットケーキのように平らだと信じる人は増えており、天体物理学者のNeil deGrasse Tyson氏は教育システムの欠陥だと非難している。この数年で地球平面説を信じる動きが拡大している背景には、先述のミュージシャンのB.o.Bを含む有名人がこの説を支持していることや、インターネットのおかげで平面説を簡単に広められることがある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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