Googleは米国時間11月14日、スマートフォンとウェブで利用できる「Google Translate」アプリを大幅に改善したことを明かした。
Googleによると、同ソフトウェアにGoogle Neural Machine Translation(Googleニューラル機械翻訳:GNMT)が組み込まれたという。ニューラル機械翻訳は、テキストを小さな塊に分解して翻訳するのではなく、文全体を1つの翻訳単位として捉えるため、より自然で、優れた翻訳文を出力できるとGoogleは説明する。これまで中国語から英語への翻訳を対象に適用されていた。
Google Translateのプロダクトリードを務めるBarak Turovsky氏は、Googleのサンフランシスコオフィスで開催したプレスイベントで、「10年分を上回る進歩を一気に達成した」と述べた。
この新しい翻訳システムは、同アプリがサポートする103の言語のうち、8言語で利用可能になる。具体的には、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、中国語、日本語、韓国語、トルコ語の8言語が、英語との双方向の翻訳で対応する。Googleによると、これらの8言語は同サービスで実行される翻訳全体の35%を占めるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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