ロシアのプロパガンダのような問題をどうすれば解決できるのか。選挙への干渉をどのように防げばよいのか。
FacebookとTwitterは、政治広告の透明性を高めることがその解決策だと考えている。
両社は2017年終盤から約束してきたとおり、米国時間5月24日より米国ですべての政治広告に検証情報や開示情報を追加すると述べた。
Twitterでは、政治広告のツイートの下に「Promoted (political)」と表示されるとともに、広告が候補者に承認されたものであるかどうかを確認できるようになる。
Facebookでは、広告とともに「Paid for by」の情報が表示される。また、ラベルをクリックすると、支払われた広告料金や、その広告を目にした人数と、その年齢、性別、場所などの内訳が示されたページに移動する。
Twitterには、「Learn more」と書かれたリンクが設けられ、その広告の出稿者を確認して連絡を取ることができる。Facebookはさらに一歩踏み込んだ対策を講じており、広告のデータをfacebook.com/politicalcontentadsで掲載日から7年間公開するという。
Facebookの製品管理担当ディレクターであるRob Leathern氏は24日、報道関係者との電話会議で「これは、ユーザーが問題を見つけやすいようにするためのツールで、当社がより素早く改善できるようユーザーの報告を促したいと考えている」と述べた。
Twitterは今夏、「Ads Transparency Center」を立ち上げる予定だ。
Facebookではユーザーが、疑わしい広告を報告することができる。Facebookは報告された広告を審査し、審査次第で広告アーカイブにそのコピーを保存する。
Leathern氏は、「われわれが責任を担い、ユーザーの協力を仰ぐための取り組みの一環として、アーカイブを提供する」と述べた。「非常に広範囲にわたる防止策が用意できたと考えている」
Twitterは24日、ブログ記事の中で、「透明性が、当社のサービスを使う人々と広告主の双方が当社のプラットフォームで確信を持つ鍵となるとわれわれは考えている」と述べた。「これは、Twitterでの広告全ての透明性を向上する当社の取り組みの始まりにすぎない」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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