2018年に発売される次期「iPhone」に搭載予定の次世代プロセッサの生産が、既に始まっていると報じられている。
Appleの製造パートナーであるモバイルチップメーカーのTSMCが、「A12」と名付けられると思われるチップの生産を開始したという。Bloombergが情報筋らの話として報じた。7nmプロセスを採用する同チップは、Appleの現行製品に搭載されている10nmチップよりも、高速で電力効率が高いとされている。
このチップによってAppleの端末は、アプリの実行が高速になり、バッテリ持続時間が長くなる可能性がある。そうなればAppleは、新端末の需要が低迷して競争の激化する市場において、優位に立つことができる。革新的なハードウェアデザインに欠けることに加え、端末買い替えのサイクルが伸び、通信事業者の補助金が縮小しつつあることが、需要低迷の要因とされている。
サムスンも22日、極端紫外線リソグラフィ(EUV)を採用した7nmプロセスによるチップの製造を年内に開始すると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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