Facebookは、同社が収集したユーザーの個人データを企業が不正使用したかどうかを明らかにする調査の一環として、約200本のアプリの利用を一時停止した。
Facebookは、これまでに数千本のアプリを評価し、それらが過去に大量のデータにアクセスしたかどうかを調べてきた。その中から、データを不正使用した可能性が考えられるアプリについて徹底的な調査を開始すると、同社は米国時間5月14日付のブログで明らかにした。
「懸念のあるアプリに関しては、聞き取りを行うほか、情報提供依頼書(RFI)を作成してアプリとそれがアクセスするデータについて詳細に問いただし、さらには現場での調査も視野に入れた監査を実施する」と、Facebookの製品パートナーシップ担当バイスプレジデントを務めるIme Archibong氏は述べている。
この調査は、Cambridge Analyticaによるユーザーデータの不正使用が3月に発覚したことを受けての対応だ。この件の発覚後、Facebookは、数千万人分のユーザーデータが不正使用されるのを許していたと認める事態に追い込まれている。最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏は、この不祥事を処理する複数の対応策の1つとして調査を約束していた。
同社は、調査でアプリがデータを不正使用していたと確認された場合、自身やFacebookの友達がそのアプリを利用したことがあるかどうかを確認できるようにするという。
調査はなお継続中で、不正使用が疑われるアプリの数は今後も増える可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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