Googleは、欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)が現地時間5月25日に施行されるのに先立って、新しいユーザープライバシーポリシーを11日に公開した。新ポリシーは25日に発効する。
ポリシーの内容自体は変更されていないが、Googleは文書の文言とナビゲーションを改訂しており、ユーザーデータをどのように収集および保存するかについて、そして、情報へのアクセスと削除の方法について、正確に、これまで以上にわかりやすくするため動画とイラストを追加した。
Googleで欧州地域におけるプライバシーおよび法務を担当するディレクターのWilliam Malcolm氏は、プライバシーポリシーの改定を説明するブログ投稿に、「われわれはプライバシーポリシーを理解しやすくするためにこうした手段をとっているが、ユーザーの現在の設定もしくはユーザー情報の処理方法などは変わらない点に留意してほしい」と記している。Googleはさらに、すべてのGoogleアカウント保有者に対して、ポリシーを説明する電子メールを個別に送信する。
今回の改定に伴い、ユーザーはポリシー内から自身のプライバシー設定に直接飛べるようになったが、これは新しい規則に合わせたものだ。GDPRはEU市民が自分のデータを管理しやすくするもので、欧州でオンライン事業を運営するすべての企業に適用される。
FacebookおよびAppleも新規則に沿ったポリシーのアップデートを導入すると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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