会社に入って初めてPCを使い始めたという人や、なんとなく見よう見まねでPCを使ってはいるけれど、もう少しなんとかスピードアップできないかと思っている人は、いつでもいるはずだ。そういう人たちにとっては、「誰も教えてくれなかったことを教えてくれる心強い存在」となるのが本書だ。
たとえば、WordやExcelなどの各ソフトウェアの使い方については、研修などで基本的な操作を教えてもらえることも多い。だが、ソフトウェア以外の部分、OSレベルでの便利な使い方や、それこそ本書の冒頭で触れられている「タッチタイピング」を始め、「フォルダ名の付け方」や「デスクトップに置くもの」といった話は、個人レベルでの工夫にゆだねられているところが多く、そこで時間をムダにしているとは、あまり思われていない。少しでも効率アップしたいなら、こうしたことから始めるというのは、非常に重要だ。
ただ、会社によっては、自分で好きなソフトウェアを入れたり、クラウドサービスを使ったりすることが許されないことが多いと思われるため、お勧めのサービスを使えないかもしれない。しかし、その点を除いても、今一度、本書を参考にして、自分のPCの操作環境を見直すことはできる。ほんの少しの改善でも、長い目で見れば大きな改善になるのだ。
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